【SDGs日記】感謝の週 part2
感謝する理由
前回の記事から感謝の週にしようということで、
何か感謝すべきことがないか考えながら生活するようにしている。
そんな中でふとこんなことを考えた。
どうして感謝をすべきかのだろうか。皆さんは誰に対して、どんな風に感謝していますか。
よく日本人は感謝し、「いただきます」といい、食事を始めるが、誰に感謝しているのだろうか。
ごはんを調理したお母さんか、それとも野菜を育てた農家さんか、はたまた野菜自体だろうか?
私は最近、この世の中の感謝の定義はあいまいであると感じている。
しかし、だからといって感謝を否定しておらずむしろとても肯定している。
それは本当に数多くのメリットがあるからだ。
下の記事でも紹介されている。
具体的に言うと、仕事がうまくいき、人間関係がうまくいき、幸福度が高くなり、寿命が長くなったりといいこと尽くしだ。
また、感謝をすることによって、自分の生活の様々なところに目を向けて、より豊かな人生を送ることができると思う。
実際に今週感謝を感じたときの話をしようとおもう。
散髪に行った時の話だ。
美容院の方と話すようになった。
何気ない会話をしていく中で、美容室で働くことの苦悩や今までの友達と疎遠になっていったという経験を話してくださり、大人になってやりたいことがたくさん出てきたということを言っていた。
美容室で働いている方は美容向けの専門学校卒業の方が多い。つまり、大学の時点で将来の像がほとんど決まっているようなものだ。
話していたその美容師の方も一度きりの人生いろいろなことにチャレンジしたいということを言っていた。
しかし、仕事をしながら、そんなことを普段考える暇もあまりないと言っていた。
私はここから、今総合大学に通えていること、自由に学べていることに感謝を感じるようになった。
初めて美容室でこのような会話をしたし、感謝を考えようとしなければただのひとつの体験として記憶から消し去られていたであろう。だからこそ、感謝することの大切さと、感謝したいという思いが湧き上がるようになった。
感謝とはどういう行い?
では、感謝を感じたとき、私たちはどのようにして感謝を示すべきだろうか。
私は、感謝といいつつ、言葉を言うだけで感謝したことにはならないと思う。
感謝は何かしてもらった相手の望むことをしてあげることが感謝につながると考えている。
例えば、崖から落ちそうになったときに、大切な人が手を差し伸べて落ちるのを阻止してくれたとしよう。
もちろん、言葉で感謝も伝えるだろうが、その大切な人がもっとも喜ぶことは、死のうとしていた自分自身の心が完全に覆り、楽しく、幸せに暮らし、その大切な人のことを逆に大切にしてあげるようになることだと思う。
今回は極端な例を挙げたが、このように何か相手の望むことをしてあげることが感謝するということなのではないかと私は考えるようになった。
SDGs×感謝
私たちが使っているものは根本を考えたら自分の造ったものでもなく、ほかのだれかが造ったものでもない。すなわち、人間が生み出したものではないわけだ。
これほどまでに様々物質に恵まれている中で、相手が望むことをしているだろうか。
してもらっているだけで感謝を返せているだろうか。
人には「返報の法則」というものが備わっている。
これは相手から受けた好意などに対し「お返し」をしたいと感じる心理のこと。 たとえば、友人や同僚にピンチを救われたら、「次は自分が助けてあげたい」と思うようなことである。
従って、受け手ばかりでは人はなにか腑に落ちず、社会のために貢献したいと思ったりするようになるのだ。
私たちはもっと日常の生活の中で感謝を表現できる。それがSDGsや環境について考えてみることだと思う。
一つの小さな行いは環境のためにどれほど影響するがわからないが、あなたの周りの人に影響し、それが伝達することで大きな力となるのではないか。
貰ってばかりでなく、もっと日頃の行いで感謝を示せたらもっと人生を豊かにできると思う。